いたばしまちの学校2

「若年層と高齢層が交わって地域について考える」ということに価値がある


昨日も「いたばしまちの学校」に参加してきました!「いたばしまちの学校」の概要や参加の経緯は前回のブログから。今回は下記のようなアジェンダでした。

  1. 第1回、第2回のDVD視聴
  2. 「地域のつながりと支え合い(協働)を進めるために、これからのまちづくりを考える」- 講師:淑徳短期大学こども学科教授 塩野敬祐氏
  3. グループ討論 – 今日の人間性を踏まえたコミュニティづくり

全3回で構成されている「いたばしまちの学校」ですが、今回がまとめにあたる最終回ということでした。そのため、前回までの内容を振り返りつつ、今回のディスカッションテーマは少し壮大?といえるような内容でしたが、これがまた面白かったです!

若年層にとっても”つながり”って本当に必要なのかな?

今回は下記のように模造紙にまとめていきました。

いたばしまちの学校2

テーマが大きい内容だったので、ぼくらのグループでは「普段生活していて困っていること」という視点でデータを書いていきました。それぞれ書き終わったタイミングで発表し、類似している内容の方が追加で発表するという流れで課題のまとめを行っていきました。定性データの実践セミナーのような形式です。もちろん、データのまとめは分類軸でしたが・・。ちなみに、まとめた結果下記のような課題が挙がってきました。なお、ぼくらのグループは8人中20代が3人もいるという若年層の割合が高いグループでした。

  • 地域コミュニティ内における「近所づき合い(つながり)」の機会が減っている
  • その理由は”つながりの場”が減っているからでは?(例えば昔であれば銭湯や公園などで世代を超えた交流があった。)
  • 高齢者は高齢者で「若者がすれ違っても挨拶してくれない」からという理由などでつながっていないと感じ、若年層は若年層で「高齢者に会う機会がない」と感じている
  • つながっていないことで起こるデメリットは高齢者をメインに「助けてもらいたいときに助けてもらえなくなる」という不安感が増すこと
    ※以前のブログでも記載しましたが、一人暮らしの高齢者が生活の中でちょっと困ったことでも解決できなかったり、万が一の時に助けてもらえなかったりすることです。万が一とは火事や地震などの自然災害から、病気などで急に倒れてしまった時なども含むいろいろなことです。

まとめると、「世代間の交流がなくなっているのが問題」ということでしょうか。そして、その「交流の場」自体が減っていることが問題であるということ。では、そういう場があったら交流は活発になるのか?ぼくは疑問に感じます。
ディスカッションではその「場」を作ることは住民だけでは解決できない問題とし(銭湯つくろう!公園つくろう!とは簡単にはできないということです。)、ハード面ではなく、ソフト面としての仕組みを導入することはどうか?という議題に進んでいきました。例えば、「人材登録制のようなサイトを作って、住民を登録させる。そこで、高齢者が困った時に困ったことを書き込む。ボランティアセンターなどが事務局を担当して、空いている若者をマッチングさせる。」というようなことです。この議論の前段階で「自分の力を地域に還元したいという人はいるけれど、何をすればいいのかわからないというポテンシャルの人をうまく活用できないか」ということが話し合われていたので、このようなアクションにたどり着きました。
これはこの場での回答なので正直疑問は残っています。つまり、「若年層のウォンツが何一つ満たされない」仕組みということ。正直、これでぼくは登録したいと思いません。高齢者との交流は否定的にはとらえていないですが、積極的に交流したい!と思うことは普段生きていて正直ないです。でも、先ほどの「銭湯」であればきっと自然に交流するはず。この違いを明確化して、もっと生活に溶け込み、苦労することなく”つながり”を生む仕組みでないと継続性は生まれないと思います。ただ、そこには課題はいっぱいありますよね。ディスカッションでも出ていたのですが、若年層の情報収集は「ネット」だし、高齢者は「紙」だし、情報を同時に伝えるにも一苦労ですしね。

「いたばしまちの学校」自体が”つながりの場”として機能している

そんな感じのディスカッションでしたが、「いたばしまちの学校」としては今回が最終回となります。しかし、ここで出たアイデアや課題などを別途話し合う「場」は作るそうです。そこでブラッシュアップをして住民主体の「まちづくり」を進めていくそうです。
第2回・第3回と参加して思ったことは「いたばしまちの学校」自体が”つながりの場”として機能していること。正直、”つながり”をテーマに話し合って出てきている内容についてはいろいろと思うところはありますが、「若年層と高齢層が交わって地域について考える」ということに価値があると思います。おそらく、こんなことは昔であれば「銭湯」で充分事足りていたことなんでしょうが、いまの時代においてはこういう仕掛けが大切です。この仕掛けをスポット的に(戦術として)繰り出すのではなく、包括的に(戦略として)思考して道筋を描き、KGIやKPIを設定することができれば一つの「まちづくり」プログラムとして機能するのではないでしょうか。ぼくは参加してみてそんな気がしました。引き続き、いたばし総合ボランティアセンターの活動には参加させていただけるそうなので、もう少し現場を感じていきたいと思います。
最後に、「地域のために何かできないか?」と考えている人は「いたばしまちの学校」に参加することをお勧めします!きっと新たな”つながり”が生まれます。(宣伝です。笑)